NYスタイル・サンドイッチを取り入れた新規業態開発のための市場視察

弊社では、「海外進出を検討されている企業」や「ニューヨーク事例を日本でのビジネスに活かしたい企業」などに向けて、ニューヨーク視察を行っております。

クライアントのニーズや目的に合わせ、視察先を綿密に選定、効率よく行程を組んで、凝縮した内容を作り上げます。豊富な専門知識をベースにした最新動向解説にも定評があります。

今回は、日本のレストラン経営者が、ニューヨーク・スタイルのサンドイッチをメニューの中心に据えた新業態での店舗を開店する計画があるとのことで、視察を企画、同行させていただきました。

“サンドイッチ”と一口に言っても…

“サンドイッチ”と聞くと、ついコンビニに並ぶ数百円の商品を思い浮かべてしまいますが…サンドイッチは、米国人にとってはそれひとつで一回分の食事になるもので、パンや具材の種類、味付けなど、実にたくさんの種類があります。

ニューヨークでは、肉や野菜など具材がぎっしり挟まったボリューム感あるものが主流で、お値段も10ドル前後と決して安いものではありません。

一日に20店舗をハシゴ

今回は、ニューヨークで定番のサンドイッチ店をはじめ、ニューヨークらしく多国籍の特徴を活かしたサンドイッチ店を、一日で合計20店舗も回り、それぞれの店で代表的なサンドイッチを試食しました。

ざっと書きだしてみましたが…さすがニューヨーク。そのバリエーションの豊富さには驚かされます。

ー インド風スパイスを取り入れたスタイル
ー ベトナム&カンボジア・スタイル
ー ベルギー発祥の店
ー 有名シェフがプロデュース
ー メキシカン・スタイル
ー 中東スタイルのベジタリアン
ー ロブスター・ロール
ー イタリアのストリートフード風
ー ベネズエラ風
ー アメリカ南部風
ー NYデリ・スタイル
ー パストラミやルーベンサンドなど、肉ぎっしり&こってり系
ー ジューイッシュの伝統的スタイル
ー オーガニック&ヘルシー系
ー キューバ・スタイル

もちろん各店舗では、店の構造やインテリア、調理オペレーションなども視察しました。
また店舗視察をしながら、ニューヨークの飲食業界のトレンドについても解説させていただきました。

意欲的で行動力あるクライアントとは言え、丸一日めいっぱい引きずり回してしまいましたが、充実した内容にご満足いただけたようでした。

クライアントにとって、ニューヨーク滞在たった2日という弾丸ツアーで、その内1日を弊社でご案内させていただきました。もう1日はクライアントが自主行動されたのですが、後日「弊社のアシストなしでは、あれだけ密度の高い視察はできなかったと痛感しました」という内容のEメールをいただきました。

2016年秋をめざして開店されるとのこと。今回のこの精力的な視察で、どのような新規飲食店が生まれるのか、今から楽しみにしています。新店舗が開店したときには、ぜひ足を運んでみたいと思っています。



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