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がんもどきが「ベジー豆腐ナゲット」として米国市場にデビュー、調査・営業支援

弊社では、政府・地方自治体や企業のニーズにお応えして、さまざまなコンサルティング事業市場調査を展開しております。

今回、凍り豆腐、がんもどきなど大豆関連食品を生産するメーカーのご依頼で、米国市場進出を支援しております。

海外市場向けに生まれ変わった「がんもどき」

今回、日本の「がんもどき」が「ベジー豆腐ナゲット(Veggie Tofu Nuggets)」として米国市場にデビューすることになりました。 ジェトロのコーディネーターとしてのEメール相談やブリーフィング、また、石川県主催のバイヤー招聘事業を通して、この2年間で何度かアドバイスをさせていただく機会がありました。

当初、「海外市場向けにがんもどきはどうか?」という質問を受けました。
米国では、油揚げやがんもどきは、日系・アジア系スーパーなどで販売されているケースや、日本食レストランの一部で利用されているケースが中心で、米国系のスーパーやレストランで見かけることはほとんどありません。


米国市場のトレンドに合わせて強みを引き出すことで生まれ変わる…という成功事例

しかし米国では自然・健康食品市場が急伸していることから、「ヴィーガン向けの商品として、例えば“原料に肉を一切使っていないミートボール”としてトマトソースに入れて使う…といった斬新な提案をしてはどうか?」というアドバイスをさせていただきました。

その後、さらに米国の自然・健康食品市場の最新動向をお伝えするなどアドバイスをし、また石川県バイヤー招聘で石川県を訪問したときにもバイヤーと共にアドバイスをさせていただきました。

企業から「弊社のアドバイスがとても役に立った」とのフィードバックをいただき、大変うれしく思います。

「既存商品でも、米国市場トレンドに合わせた強みを引き出すことで、生まれ変わる」という、ひとつの成功事例だと思います。


いよいよニューヨークでのマーケティング活動開始

ニューヨークで開催される貿易会社の展示会へ出展されることになり、「その前後でマーケティング活動をしたい」というご依頼を受けました。
同社では、まず「業務用として日系のレストラン・デリ・スーパーの惣菜を狙う」という戦略を立てられ、弊社では以下のような支援をさせていただきました。

①ニューヨークの日系グローサリー等で販売されているお弁当調査
②営業支援*営業先候補のリストアップ)


粘り強く継続的な取り組みが必要

輸出に取り組むには展示会に1回出展したくらいでは、なかなか成果が出ません。
一般的には軌道に乗り始めるまでに3年はかかると言われています。中長期的な計画を立てて、粘り強く取り組んでいただき、成果を出していただきたいです。

同社がすばらしいのは、行政が提供している海外進出支援サービスを積極的に活用していることです。
海外進出には時間もお金もかかります。せっかく行政が提供しているサービスなので、活用しない手はないと思います。



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