弊社では、政府・自治体や企業を対象に、海外進出や海外市場開拓を目的とした市場調査や、日本国内での新商品・新サービス開発・改良に役立つ最新動向の調査を実施しております。
今回は、ライスミルク米国販路開拓のための調査を、「市場視察」と「フォーカス・グループ・インタビュー」の2本立てで、支援させていただきました。
米国植物性ミルク市場への参入可能性を探る
ライスミルクとは、コメ(穀物)で作ったミルクのこと。
日本では伝統的にソイミルク(豆乳)が飲まれていますが、米国ではナッツや穀物で作られた植物性ミルクの種類が豊富で、大きな市場となっています。
今回は、ある酒蔵からのご依頼です。
酒米を精米するときにできる米粉を有効活用すべく、ライスミルクを生産。植物性ミルクが定着している米国市場で販売できるか、その可能性を探るための調査です。
市場視察とフォーカス・グループ・インタビューの2本立てで実態を明らかに
以下がそれぞれの概要です。
1)植物性ミルク市場視察
①競合・類似商品調査
ホールフーズ・マーケットをはじめとするヘルス・フード・ストアでの競合・類似超品を調査。また、ホールフーズ・マーケットでは約2時間程度、米国食品市場のトレンド解説もさせていただきました。
②飲用実態調査
ライスミルクやナッツミルクを使っているスムージー&ジュースバー、カフェ、ベーカリーレストランをまわり、植物性ミルクの飲用実態を調査。
2. フォーカス・グループ・インタビューの企画・実施
フォーカス・グループ・インタビュー形式で、実際にライスミルクを普段から飲んでいるユーザーの声を直接ヒアリングする機会を作りました。
弊社では、全体の企画と準備、当日の運営をサポートさせていただきました。
グループ・インタビューでは、複数のライスミルクを飲み比べてもらいながら、「ライスミルクを飲む理由」、「商品を選ぶときのポイント」、「どのように飲んでいるか」などヒアリングしました。
商流構築アドバイスやビジネスマッチングも
視察しながら、クライアントとさまざまなディスカッションをし、商流構築や販路開拓についてアドバイスさせていただきました。
また、米国食品メーカーに豆乳をOEM供給している日本食メーカーともビジネスマッチングさせていただきました。
今後の展開を検討するにあたり、とても興味深い結果が出て、有意義な調査プロジェクトでした。