弊社では、政府・地方自治体や企業のニーズにお応えして、さまざまなコンサルティング事業を展開しております。
この度、ニューヨーク総領事館(外務省)からのご依頼で、『NYC Osakana Months』という事業を実施しました。2月中旬から約4週間開催し、ようやく落ち着いたところです。
事業目的は「日本産水産物輸出促進」と「日本地方都市へのインバウンド観光誘致」です。
背景としては、「ALPS処理水放出の影響を受け、日本産水産物の新たな輸出先確保が求められていること」、そして、「訪日観光客の地方への誘客が求められていること」があります。
今回のターゲットはニューヨークの一般消費者ということで、以下のような事業にまとめました。
【企画内容】NYC- Japan Osakana Month
- ニューヨーク市内のレストラン12店舗にて、日本産水産物を活用したメニューを提供。
- 各レストランで提供するメニューと日本産水産物やその産地を紹介するパンフレットやウェブサイトを作成・配布することで、消費者は、日本産水産物を使った料理を楽しみつつ、産地についての理解を深める
- SNSを活用し広く現地消費者に向け認知度向上を図る
このような日本地図を作りました。
協力店12店舗から、日本全国の魚介類を使った多彩な料理が展開され、その魚介類の産地にも興味を持ってもらいたい…という趣向です。QRコードをクリックすると、日本政府観光局(JNTO)が作るウェブサイトへ推移し、その産地の情報を見ることができます。

日本政府観光局(JNTO)と強力し、下記のようなウェブサイトも作成しました。
今回作成したブロシュアもダウンロードすることができます。
www.japan.travel/en/us/nyc-japan-osakana-month
期間中、協力店舗でメニューを食べた方にアンケートを実施しましたが、今回の企画を機に、「これまで知らなかった新しいことを含め,日本についての理解を深めた 」日本に行きたい気持ちが高まった」などポジティブな意見が数多く集まりました。
また、協力全店舗をまわりヒアリングを実施し、日本産品輸出拡大に向けてのさまざまな課題を把握することもできました。
ご依頼いただいてから企画立案・実施まで超短期間で、なかなか難しい案件ではありましたが、インバウンド観光客が過去最高を更新し続ける中、インバウンドと輸出促進を組み合わせた取り組みは、今後ますます重要になると思います。弊社も引き続き尽力したいと思います。