コンテンツへスキップ

ニューヨークの日本食店における日本産コメ利用状況調査

弊社では、政府・自治体や企業を対象に、海外進出や海外市場開拓を目的とした市場調査を行っております。

コメ海外市場拡大戦略プロジェクト

日本国内のコメの消費量が毎年約10万トン減少していく中で、食料自給率・食料自給力の向上や米農家の所得向上を図っていくためには、海外市場に積極的に進出し、輸出を拡大していくことが、日本政府としての重要な課題に挙げられています。
政府主導で、大々的に「コメ海外市場拡大戦略プロジェクト 」が繰り広げられており、弊社もコメ関連のコンサルティングやリサーチに携わることが多くなってきました。

ニューヨークの日本食レストランが利用しているコメについて調査

今回、政府系機関・総合研究所からのご依頼で、ニューヨークの日本食レストランにおける、日本産コメ利用状況(使用している種類や価格)について調査をいたしました。

全米の日本食レストラン数は1万8千軒、その内ニューヨーク州には約1800軒存在すると言われています(平成30年、農水省発表)。

調査手法
1)ニューヨーク都市部に絞り込み、約800軒の日本食店リストを作成
2)弊社による一次スクリーニングで、日本産米を使っている可能性のある100軒を絞り込み
3)電話によるヒアリング調査

アメリカの日本食レストランでは、主にカリフォルニア産のコシヒカリが使われています。日本産コメと比較すると圧倒的に低価格で、品質もよいため、日本産コメの参入は簡単ではありません。

今回の調査は、数か月にわたる地道な作業となりましたが、今後、日本産コメが市場参入・販路拡大していくために必要不可欠な調査となりました。

関連ニュース: