新型コロナウィルス感染拡大により、世界は私たちがこれまで想像したこともないような状況になっています。
亡くなられた方、闘病している方も大勢いて、心が痛みます。私たち一人一人が、さまざまな影響を受け、先行き不透明な状況、不安で苦しい状況にいます。
そんな中、医療関係者、ファースト・レスポンダー(救急隊・消防隊・警察など)、食料品店や薬局、公共交通機関、流通や郵便・配達関係の方々、生活必需品の生産に関わっていらっしゃる方々……感染の不安を抱えながら、前線でお仕事されている方々には感謝しかありません。本当にありがとうございます。
ニューヨークの飲食業界では、レストランは閉鎖され店内での飲食はできませんが、テイクアウトやデリバリーの対応をされている店が数多くあります。酒販店は“Essential Business(必要不可欠なビジネス)”として、オンライン注文を受けてデリバリーをするなど、それぞれのやり方で営業を続けている店舗が数多くあります。
この苦境の中で、「テイクアウトやデリバリーを継続している日本食店を応援しよう」「日本酒や焼酎を購入して、酒販店をサポートしよう」という動きが出てきています。本当にすばらしい試みだと思いましたので、ご紹介させていただきます。
『Japan Culture NYC』(日本文化を紹介するオンラインマガジン)では、以下の2つの記事を発信してくれています。
How to Support Your Favorite Japanese Restaurant During the COVID-19 Crisis
Where to Buy Sake, Shochu, and Japanese Whisky During Lockdown
『ニューヨーク共同貿易』様のウェブサイトでも、テイクアウトやデリバリー対応をしているレストランや現在営業している酒販店を紹介しています。
弊社がお手伝いしている福島県産酒は、「Union Square Wine & Spirits」が、がんばって販売してくださっています。同店では、従業員と顧客の安全確保を考慮して「注文は電話とオンラインのみで、顧客によるピックアップと、お店によるデリバリーを継続」という形をとっています。
もし、「家で美味しいお酒を飲んでほっとくつろぎたい」という気分のときには、ぜひご活用ください。
日本食料品グローサリーストアもこの苦境の中、営業してくれていますし、いくつかの店ではデリバリーにも対応してくれています。
弊社と協力関係にある米系流通業者も、通常はレストラン向けに商品を卸していますが、一般向けにオンライン注文を受け付け、配達してくれていますので、ご紹介いたします。
他にも、上記のような形ではなくても、多くの人たちが「自分にできることを何か…」と尽力していて、心打たれます。
弊社も本当に微力ですが、少しでも日本食業界のために何かできることをしようと思って、ここでご紹介させていただきました。
みんなで心を合わせて、何とか乗り越えられれば…と思います。