弊社では政府・地方公自治体、企業のニーズにお応えして、さまざまなコンサルティング事業を展開しております。
この度、国税庁主催のセミナー&ペアリング『Geographic Indications in Japan – What is Going on and What will Happen?』を開催しました。
これは、日本のGI認定酒類についての認知を高めることを目的に、ニューヨークの飲食業界プロを対象に開催したイベントです。
【日時】
2022年6月29日(水) 午前11時30分〜午後2時30分
【会場】
BBF/Kappo Sono (177 Ludlow St, New York, NY 10002)
【プログラム】
(会場・受付)ウェルカムドリンクとして焼酎カクテル2種類を用意
(第一部) セミナー「Geographic Indications in Japan – What is Going on and What will Happen? 」
講師: 竹久健氏
(第二部) フードマッチング講座
GI認定酒と食品を使い料理の提供と、酒のペアリング
料理創作とペアリング: BBF/Kappo Sono料理長、園力氏
第一部は、アルコールのGI認定に関するセミナー。
GI酒類に関する知識に精通した竹久健氏による講演は好評でした。ニューヨーク(アメリカ)では、日本産酒類のGIをテーマにしたセミナーが開催されるのは、おそらく初めてのことだったので、飲食業界関係者の注目を集めました。

第二部では、BBF/Kappo Sonoにて、ウェルカムドリンクとして焼酎を使ったカクテルを考案していただき、提供しました。また、料理長・園シェフが、GI認定食材を使った特別料理を考案してくれ、それにGI認定日本酒をペアリングしました。
写真は、ホタルイカ冷製三輪そうめんに、純米吟醸 いちご酵母(佐賀/甘吹酒造)をペアリングしたものです。
このイベントで使ったアルコールと食品は以下の通り。
やはり、GI認定についての認識を高めるだけでなく、それが輸出拡大につながるように考えて、ニューヨークで流通しているものを採用しました。
【GI認定アルコール類】

【GI認定農産物】
今回採用したGI認定食材は以下の通りです。
弊社では、日本での業務委託先と連携し、会場やシェフの選定、司会者の選定、アルコール・食品の選定と調達、集客、配布物・ポスターなどの作成、当日の運営、メディア対応、フォローアップ…などなど、一連の業務を担当しました。
このイベントは当初、2022年3月頃までに実施したかったのですが、オミクロン株感染急拡大により延期になったものです。新年度になって改めて実施が決定し、久々の本格的な対面イベントとして、開催することができました。
準備期間が短くてかなり大変でしたが、大成功だったと思います。
「日本産酒類のGI」という概念が浸透し、それが差別化につながるまでには、まだまだ時間がかかると思います。
しかし、海外における日本産酒類の認知度向上及び販路拡大に向けて、「商品の差別化・高付加価値化を図るGI制度の紹介」「海外における日本産酒類の取扱数量(流通量)を増加させる」といった目的を達成できました。