3年度継続して実施、新潟県「米国バイヤー招聘事業」

弊社では、企業や政府・自治体のニーズにお応えして、さまざまなコンサルティング事業を展開しております。

今回で3年目となる「米国バイヤー招聘事業」を実施

新潟県による「米国バイヤー招聘事業」は、2017年2018年度に引き続き3回目の実施となりました。

継続的に実施しフォローアップをすることで、確実に成果につながってきています。
 ー 招聘したバイヤーから引き合いを受けた商品が採用
 ー 新規で輸出開始
 ー 未進出の企業が輸出開始に向けて商流構築に着手

「バイヤー招聘事業」とは、レストラン関係者や流通業者など、有力な仕入れ担当者を、直接、日本へ招待し、メーカーや生産者らとマッチングするプロジェクトです。

多くの業者が揃って米国に赴くのが困難な場合など、バイヤーを招待することで、効率よくメーカーや生産者を訪問してもらうことができます。そして、生産者のこだわりや製造過程をよく知ってもらえるという、大きな利点があります。

有力バイヤー5名が参加、全24社と商談

2018年7月22日(月)〜7月27日(土)、ニューヨークの著名レストラン3社のシェフや、全米に数百店舗展開する店舗の商品開発担当、全米トップラスのミールキット企業の原料調達担当者ら、総勢5名をお連れしました。

過去の事業の成功を受け、バイヤーに訪問してほしいという企業数も増え、今年は24社とビジネスマッチングが行われました。新潟県内の農産物生産者や食品メーカー、蔵元を13社訪問したほか、11社の企業が一堂に会して商談会も開催されました。

バイヤーたちには、コメ農家、コメ精米所、酒蔵、和牛飼育場、魚市場など、さまざまな新潟産品の生産者に会っていただき、実際に生産現場を目にしていただくことで、新潟の食文化をしっかり理解していただくことができました。この事業のよいところは、中長期的に効果が持続し、確実に成果につながることです。

バイヤーの発掘からフォローアップまで丁寧に支援

弊社では、以下のような業務を一環してサポートしております。
ー バイヤーの発掘、インタビュー、参加交渉
ー バイヤーや招聘企業のプロフィール資料作成
ー ツアー自体の企画や訪問企業選定に対するアドバイス
ー バイヤーに紹介する商材のアドバイス
ー バイヤーとの旅程などについてきめ細やかな調整
ー ツアーへの同行
ー ツアー実施後、バイヤーへのフォローアップ
ー 参加企業へ今後の展開についてアドバイス

すべてのプロセスが重要ですが、特にバイヤーの発掘には時間と労力がかかります。
自治体の目標やニーズに合わせ、高品質で高価格の日本産食品・酒を購入できるようなバイヤーを選定し、参加交渉していく過程は何カ月もかかります。

また、バイヤーの希望や条件に合う企業と商品の選定も重要ですので、候補企業や商品を入念に吟味してアドバイスさせていただいております。

プログラム終了後、バイヤーと参加企業へのフォローアップも成功の鍵です。
未進出の企業にとって商流構築には数年かかることもありますし、輸出が始まった後も安定的に受注していくためにも継続的なマーケティング活動が必要です。

今回で3回目の開催となったこともあり、参加企業側の進捗に大きく差が出てきました。いくら行政が支援しても、最終的には企業自らの努力が重要です。輸出は中長期的、継続的に取り組む必要がありますが、できるだけ早い段階で手応えをつかんでいただけるよう、弊社も一生懸命サポートしております。



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