弊社では、企業や政府・自治体のニーズにお応えして、さまざまなコンサルティング事業を展開しております。
この度、2年がかりでサポートさせていただいてきました「雪室熟成和牛」が北米輸出開始となりました。
雪室熟成和牛とは
新潟には昔から「雪室」という天然の冷蔵庫で生鮮食品を保存する伝統的な技術が存在していました。
「雪室」は一年中溶けることがなく、内部の貯蔵空間は、室温約1~2度で湿度90%以上の「低温・高湿度状態」が安定して保たれるという特徴があります。
一般の冷蔵庫と違い、機械による振動が一切ないため、食品にストレスをかけずにゆっくり熟成することができます。
その環境の中で熟成された食品は、肉の繊維が分解され柔らかくなり、甘みやまろやかさ、旨味が引き出されます。
2年がかりで準備
きっかけは2017年に実施したバイヤー招聘事業でした。雪室熟成(Snow Aging)というユニークさと、味や品質への評価が高く、採用が決定しました。
和牛の輸出はそもそも基準が厳しい上に、近年、アメリカでは食品安全や品質保証の規制が厳格化しています。弊社は、米国の大手流通業者と日本のメーカーの間に立ち、規制への対応をサポートし、輸出開始にこぎ着けるまでには、2年以上の月日を費やしました。この間、途切れることなくバイヤーのフォローアップも行いました。
規制対応は煩雑で難易度も高いため途中で挫折してしまう企業もある中、この和牛メーカー様は粘り強く準備をし、頭が下がる思いです。弊社もサポートさせていただくことができて光栄ですし、感無量です。
初回だけで約700キロもの受注を取り付けました。
引き続き、マーケティング活動を支援することで、安定した受注に結び付けていきたいと思います。
(12月5日アップデート)
『日本経済新聞(北関東・信越版)』(12月4日)に掲載
(12月5日アップデート)
『FOX TV』(12月12日)で紹介されました