弊社では、政府・地方自治体や企業のニーズにお応えして、さまざまなコンサルティング事業を展開しております。
2021年度は、九州貿易振興協議会(*)からご依頼を受けて、九州産食品・酒類の輸出拡大に向けての取り組みを支援させていただきました。
2021年8月には、九州企業に向けて「米国(ニューヨーク)市場向け食品・酒類の販路開拓オンラインセミナー2021」の講師も務めさせていただきました。
(*九州貿易振興協議会とは、九州7県と山口県を合わせた8県の食品や酒類の輸出拡大・販路開拓を図るための組織です)
◎当初の計画
当初は、2022年1月に「九州産食品・酒類輸出トレードショー(ニューヨーク)」の開催を予定しておりました。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、原則的に企業の渡航はナシとして、弊社にてサンプルをお預かりし、現地アシスタントがプレゼンテーションする“現地完結型”を予定しておりました。企業の渡航は叶わなくても、バイヤーにはイベントにご来場いただき、直接試食・試飲できるようにする…という内容です。
◎バックアッププランへの切り替え
しかし、2020年11月末頃から急速にオミクロン株感染が拡大。12月上旬には、深刻な事態になってきたため、熟考に熟考を重ねた結果、バックアッププランへの切り替えを行いました。
九州産食品・酒類のサンプルセットをバイヤーへ郵送し、九州企業参加によるウェビナーを開催・録画し、バイヤーにはサンプルと共に楽しんでいただく…という内容です。
感染状況を鑑みつつも、2021年8月から12月中旬まで、入念に準備を重ねてきていた中で、急遽、対面イベントをリモートに切り替えねばならず、正直、途方に暮れました。
しかし、判断のタイミングや切り替えた事業内容は適切でした。ニューヨークでは1月の感染状況が最も悪く、中旬には1日の新規感染者数が9万人に迫る勢いで濃厚接触者も増加しました。
適切なタイミングで切り替えたことにより、形式は変わってしまいましたが、当初目的はなんとか達成できました。
また、全社参加によるウェビナー形式で、企業から直接バイヤーへ企業・商品紹介ができたことは、リモートならではの成果でした。
◎参加企業、商品(順不同、敬称略)
この3月にニューヨークでは、ワクチン接種証明提出義務とマスク着用義務が撤廃となりました。
まだ先行き不透明な状況ではありますが、柔軟に対応していきたいと考えています。